北魚沼 奥の極

「北魚沼 奥の極」300g 800円、2kg 2,000円、5kg 5,000円。
パッケージには魚沼市出身の画家・櫻井幸雄さんのイラストが描かれている

「北魚沼 奥の極」は令和4年にデビューした魚沼産コシヒカリの新ブランド。包括的連携協定を結んだ旧JA北魚沼(現JA魚沼)と魚沼市のプロジェクトによって誕生したものだ。そこには、評価が定着している魚沼産コシヒカリの価値をさらに高めたものを送り出したい、魚沼市の原風景を絶やさないためにも棚田で栽培される米のおいしさを見直してもらいたい、といった思いが込められている。
栽培地は旧JA北魚沼管内で最も標高が高い入広瀬地区。昼夜の寒暖差があり、生活用水が入らない雪解け水が流れ込む棚田だ。そこで収穫された一等米のなかでも品質食味区分が上位のものだけが「奥の極」に認められる。同JA米穀販売係長の間野直樹さんは「入広瀬地区では昨今の異常高温下の中でも毎年高品質米を生み出しています。耕地面積は小さく、収量も少ないなど栽培効率化は難しいですが、そのぶん一枚一枚のほ場に手をかけた生産者の努力と中山間地域農業そのものを価値と捉え、魚沼らしい田園風景を応援していきたいという気持ちです」と話す。

守門岳からの雪解け水が流れ込む入広瀬地区の棚田。標高は400m前後だ

昨年度は主旨に賛同した4人の生産者が栽培に挑戦。猛暑の夏を越えて大羽賀角男さんの米が条件をクリアした。営農指導をしている同JAの星野賢太さんが「基本の管理を徹底している姿が印象的」と評する大羽賀さんだが、ご自身は特別なことはしていない、と話す。「朝と晩、田んぼをちゃんと見守ること。親父からは通えば稲が何をしてほしいのか分かってくる、と言われてきました。データだけに頼らず、稲の様子を見て水の調整や刈り取りの時期などを判断していますが、それが親父の言っていたことなのかなと思ったりはしますね」。炊きあがった「奥の極」はつやつやと輝き、噛むほどに甘みが増す。旨みも見た目も、正にここに極まれり。ぜひそのおいしさを体験してみてほしい。

  • 左からJA魚沼営農部の間野直樹さん、
    生産者の大羽賀角男さん、
    営農指導課の星野賢太さん

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JA魚沼 営農部 営農販売課

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